番屋坂

京王電鉄井の頭線永福町駅北の和泉３丁目にある坂。永福北ロード沿い大円寺南から東へ折れて行った先の坂。貴船神社前から坂下神田川に架かる番屋橋へ下る坂は宮前の参詣道のようです。区内東南を流れる神田川左岸を東へ下る五つの坂のひとつです。

地蔵坂

中央線高円寺駅東南又は東京メトロ丸ノ内線東高円寺駅西北の高円寺南２丁目寺町の北東、環七通り脇の高円寺図書館脇の六つ塚跡の坂。西北に行けば高円寺駅方向、環七通り向うを東南に行けば青梅街道南の蚕糸の森公園に至る古道の坂道でした。 

本村坂 

京王電鉄井の頭線永福町駅の東南、和泉３丁目にある坂。坂の北側を走る井の頭通りと南側を並行して走る京王井の頭線との間を東南坂下の神田川に架かる蔵下橋に下る坂。橋の先は上り坂となり地蔵坂と名前が変わって坂上で井の頭通りに合流します。

尻割坂 

京王電鉄井の頭線永福町駅の東、和泉３丁目の和泉熊野神社や龍光寺との境を南東の神田川に架かる宮前橋へ下る坂。坂付近は杉並和泉学園を初め東に日大鶴ケ岡高校、南に明治大学和泉キャンパスがあり寺町と学園町の環境が人気の散策路となっています。

稲荷坂 

南荻久保三丁目にある坂。中央線荻窪駅西の線路際を流れる善福寺川に架かる本村橋南のたんぽぽ公園脇から南坂上に湾曲しながら上る坂、坂上先に地域の氏神と思しき神明天祖神社がありますが坂名との関連などについては不明のまま通り過ぎました。

三年坂

成田西三丁目五日市街道の白幡の坂下を流れる善福寺川の尾崎橋西詰を街道から分かれて西北に上る坂。狭い道幅の坂の北側に小学校南側に寺のある道幅の狭い坂上は鎌倉道の跡との由、都内に幾つかある同名坂の縁起はほぼ同様のもので一面不思議の坂です。

左内坂

堀ノ内三丁目８と１３の間にある坂。杉並区東部地区を南北に走る環七通りの西側と南西から北東に走る荒玉水道道路に挟まれた地区ある大寺妙法寺南方の左内坂幼稚園脇を南へ下る坂で坂下先は善福寺川の本村橋です。同名の坂が新宿区市谷にもあります。

白幡の坂

成田東二丁目三丁目境にある坂。旧五日市街道の坂だとされる道は北東方向の青梅街道から分かれてきた道で坂下の善福寺川に架かる尾崎橋へ下るまでの坂、坂名の由来は遠く鎌倉時代に遡るようで川下の大宮八幡宮との縁も深い由緒のある坂のようです。

三元坊坂 

京王電鉄井の頭線久我山駅西の久我山４丁目にある坂。京王井の頭線久我山駅西にある久我山稲荷神社の西脇を南に下る坂下は神田川、お宮の下に在るに宮下橋を渡った先は人見街道。坂上の北を一直線に１キロ半を行けば中央線西荻窪駅となります。

御女郎坂 

久我山五丁目にある駅前商店街の坂。京王井の頭線久我山駅北の旧道馬車道の十字路を北東に上る坂でその先の井の頭通五日市街道を越えて何処までも続く住宅街を進めば中央線近くの南荻窪神明天祖神社、その先はタンポポ公園脇へ下る稲荷坂です。 

笠森坂

久我山五丁目にある坂との情報で行った場所にその形跡を確認できず久我山駅東方向の人見街道と馬車道分岐点の庚申塚跡を推定の場所と仮定して去った次第、一帯は武蔵野台地と神田川との間の傾斜地にあって幾つかの無名坂がありそのいずれかとします。

大聖寺坂  

堀ノ内一丁目にある坂。新宿駅と京王井の頭線西永福駅を繋ぐバス通り方南通りのバス停大宮八幡入口北側にある大宮小学校北西脇を北東へ下る坂、坂上の西に鎮座する大宮八幡宮を初めとして一帯の坂道を含めた風景は武蔵野の趣を充分に楽しめます。

神戸坂

清水三丁目にある坂。杉並区中央部西寄りを南北に走る環状八号線を東西に横切る早稲田通りが交差する清水三丁目信号東にあるバス停妙正寺池南にある中瀬天祖神社の北西際を北東坂下の早稲田通り方向へ下るなだらかな坂、坂名由来は神社縁起にある由。

兼吉さんの坂 

上荻二丁目にある坂。中央線北側に沿って西側善福寺方向から東へきて北東方向へ上る坂と思われます。坂途中から南方向へJRガード下を潜って行く坂との二股坂がそれと思われます。坂上先は坂東方を南北に走る環八通りの四面道交差点方向です。 

山王坂 

松の木一丁目にある坂。新宿駅と京王井の頭線西永福駅近くの井の頭通りを結ぶ方南通りのバス停大宮町の北を流れる善福寺川の北、宮下橋を渡った先の和田堀公園を突っ切った先の上り坂、坂下先の南に鎮座の大宮八幡宮と一帯の散策に好適の坂です 。

道灌坂  

上井草三丁目と四丁目境界の坂。中央線西荻窪駅の北およそ1.7キロ程行った早稲田通りとの交差点バス停今川三から北へ下る坂で三谷小学校や道灌橋公園脇を行く先はまた上り坂となります。坂名は昔井草川に架かっていた道灌橋に因るとあります。